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過ぎ去りし時の残像

■作品名過ぎ去りし時の残像
■英題Reminiscence Afterimage
■作曲年2022年
■委嘱寺田由美
■編成打楽器四重奏
■グレード 3.5
■演奏時間 4:30
■収録CD 「ドライヴⅤ」11人の邦人作曲家による打楽器アンサンブル作品集(2023年9月発売予定)
■出版社ブレーンミュージック 
スコア観覧
■解説 (Commentary)
時は止められず、ひたすら前へと進み続けますが、通り過ぎて行った記憶やその証はどこかに刻まれているものです。時間の芸術であると言われる音楽。人生を経験すればするほど、音に込める想いに変化が生まれてくるように思います。
漠然としたイメージではありますが、この作品は過ぎ去った時間や記憶を音楽の素材として作り上げました。作品の中ではリフレインを多用し、さらに断続的な要素が見られます。これらは時の流れを想起させ、音楽の変化と様相を明確に示しています。この曲は、調性のシステムが主軸となっています。一定のリズムと、飛び回るフレーズが時に互いに共鳴しながら、音楽の世界を形成していきます。各打楽器の持つ、固有の残響音も作曲のアイディアとなりました。

初演:寺田由美パーカッション・アンサンブル「ドライヴ」
Perc.1 樋口 さゆり
Perc.2 吉田 開
Perc.3 土屋 吉弘
Perc.4 寺田 由美
■編成 (Instrumentation)
Marimba1st Percussion
4 Tom-toms
Wood Block
Glockenspiel
Finger Cymbal
Splash Cymbal
Snare Drum
Sleigh Bell
2nd Percussion
Suspended Cymbal
Bongo
Triangle
Wind Chime
Bass Drum
Vibraphone
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