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月影の花 ~ウンゼンツツジに寄せて~

■作品名月影の花 ~ウンゼンツツジに寄せて~
■英題Azalea
■作曲年2023年
■委嘱雲仙市立小浜中学校吹奏楽部
■編成小編成吹奏楽(16~)
■グレード グレード2+
■演奏時間 7:30
■収録音源Youtube
■出版社 ブレーンミュージック
■解説 (Commentary)
月に照らされた花、あるいは月夜の山、自然が生み出す光景はまさに芸術的です。神秘の力を感じながら「夜明け」をイメージし、月影の花(つきかげのはな)と名付けました。作曲に際して、美しい雲仙の自然が音楽の要素として意識されています。曲は全三楽章から成る作品で、明確な内容となっています“静寂の中、一筋の光が差し、やがて花を照らす。そして、月の光を浴びた花は風になびき、やがては大きな花を咲かす、そこには「未来への夜明け」というメッセージも込められています。
ウンゼンツヅジは長崎県の県花でミヤマキリシマとも呼ばれています。雲仙では標高700メートル以上の高地に群生する植物として、地域の自然環境に根付いています。また、坂本龍馬が霧島を訪れた際に美しいツツジに触れ、その印象を手紙で伝えていたことは、植物が人々に与える美的な感動や記憶に関する貴重な記録となっており、九州地方で美しく咲き誇っていたようです。17世紀、現在の長崎県島原半島(雲仙)では数万人のキリスト信者が殉教したといわれています。神道と仏教の伝統と結びつき、地元住民から領主までが改宗しました。しかし、徳川幕府の弾圧で厳しい時期が訪れました。拷問にも屈せず信仰を貫いた彼らの姿勢は、今でも雲仙地域に残る美しいミヤマキリシマの花々と共に、その苦しみと信仰の強さを物語っています。
この作品は、一人一人の個性、可能性を引き出せるように模索した末に完成した作品です。
雲仙市立小浜中学校吹奏楽部の18名の部員のために作曲しました。2022年度委嘱作品「村雨」とともに、指導者である森下晃英先生とのご縁と指導の元に産まれた作品です。
日本を意識し、間の取り方や伝統的な音階の使用、あとはオーケストレーションにも工夫しています。自分自身、試行錯誤した書き方によるものです。
この曲は2023年全日本吹奏楽コンクールの自由曲として、同吹奏楽部と着任一年目で顧問の寺田玲也先生による指揮で演奏され、50人規模の大編成の出場校が並ぶ中、長崎県代表として出場し、九州支部大会にて金賞という素晴らしい成績を残しました。
■楽器編成(Instrumentation)
1st Flute
2nd Flute (doub. Piccolo) (option)
Oboe (option)
Bassoon (option)

1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭ (option)
**Clarinet in B♭ (Alternative 2nd Alto Saxophone in E♭)
Bass Clarinet in B♭ (option)

1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭ (option)
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭

**Clarinet in B♭(Alternative 2nd Alto Saxophone in E♭)は 2nd Alto Saxophone in E♭がいない場合のみ演奏
1st Trumpet in B♭
2nd Trumpet in B♭

1st Horn in F
2nd Horn in F (option)

1st Trombone
2nd Trombone (option)

Euphonium
Tuba
String Bass (option)
Timpani (option)
Wadaiko (和太鼓)

1st PercussionShimedaiko (締太鼓)
4 Toms
Snare Drum
Wind Chime

2nd PercussionFurin (風鈴)
Hyoshighi (拍子木)
Glockenspiel
Bass Drum
3rd Percussion (option)Kagurasuzu (神楽鈴)
Surigane (摺鉦)
Supended Cymbal

4th PercussionMarimba
Vibraphone
Crash Cymbals
目次